代表理事 若山の活動実績
〈学生相談室スタッフ・スクールカウンセラーとして〉
日本福祉大学の学生相談、付属高校でのスクールカウンセラーの仕事を通じて、貧困を含む様々な問題を抱える若者に対しての学習支援・ピアサポート活動による卒業を支えてきました。
〈カウンセリングルームの開設を通して〉
2017年度から貧困問題にも詳しいソーシャルワーカーとともにカウンセリングルームを開設。地域(愛知県東海市・知多市・清須市・あま市など)に根差し、仕事に悩む青年をはじめ、ひきこもりや生活困窮者を含む高校生以上の世代の若者に対する心理的支援・居場所支援・就労支援を行ってきました。
〈貧困・トラウマ・発達障害を意識した活動〉
発達障害のある若者に対する個人カウンセリング・居場所支援・グループ活動を行った経験から、知的な問題に加え、貧困・トラウマが若者の対人関係上の問題に色濃く複雑に影響を与えており、自殺・ひきこもり・退職・退学といった危機に陥らせ、若者たちの歩みをつまづかせていることを実感しました。
そのため、支払い可能な低価格で、カウンセリングだけでなくストレス耐性領域の拡張や情動コントロールをする力を向上させる心理教育やワークを行い、若者が人生を歩んでいくための心身におよぶ「脚力」となるような実践を行ってきました。
〈ひきこもり等の予防のための学習支援における活動〉
ひきこもり予防の観点からみると、中高生や通信制の学生の世代(不登校・塾代が払えない・進学準備が十分でない)に対する支援が手薄になっているという指摘が以前からなされています。特に、清須市は名古屋市に隣接するものの大都市と比べ取り組みが低調であり、この地域での学習支援を充実させる必要があります。一般社団法人若者応援ルームきよすの学習サポートがその一助となれば幸いです。
〈地域における伴奏型支援の基盤づくり〉
知多地域において、社会福祉協議会を含む多職種の事業者や専門職の方たち(「知多子ども若者支援ネット」)と、ひきこもりや就労支援に関するイベント等を開催してきました。
〈企業における相談の実績〉
東海市、知多市などの企業で働く人たちからの相談、ストレスチェック、メンタルヘルス、ハラスメント予防研修会の実施、人事の方からの相談を受けるなどの活動を行ってきました。
法人の目的・事業
一般社団法人若者応援ルームきよすは、若者の心身や生活で生じる育ち、学び、働き等をめぐる諸問題に対して相談、 支援等を行い、地域の福祉の向上と活性化に寄与することを目的とする。そのために次の事業を行う。
- 不登校やひきこもりの問題で困難を抱える若者に対するカウンセリングやソーシャルワーク、学習相談・支援、就労支援、居場所提供事業
- 精神や発達の問題を抱える若者に対するカウンセリング
- 若者の家族に対する相談、支援事業
- 地域の若者を支援する諸団体、組織等との連携、協働事業
- その他、当法人の目的を達するための諸事業